2025/02/03 12:48
【テニスブレスレット】
ダイアモンドが手首全周をきらめきで輝かせるエレガントなデザインに、スポーツの「テニス」がついていることに不思議を感じられた方も多いのではないでしょうか。
このデザインの通称が「テニスブレスレット」となった由来は、テニスの世界的試合、グランドスラムのひとつである1987年の全米オープンの試合に遡ります。
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当時のスター選手の一人であり、グランドスラムを18度優勝し、ウィンブルドン・チャンピオンに3度輝いたクリス・エバートという伝説の女性。
彼女は、ハート型のペンダントや大ぶりなフープピアスなど、さまざまなジュエリーを試合でもつけることで当時のスポーツ界のみならず、世界中のファッションやジュエリー好きな人々を魅了していました。
1987年全米オープンでクリス・エバートはテニスコートで激戦を繰り広げていました。
しかし、彼女は突然試合を中断し審判員にタイムアウトを要求。
その理由はその時着けていたダイアモンドブレスレットの留め金が壊れ、手首から滑り落ちてしまったので次のプレーの前にブレスレットを探したかったから…というエピソード。
インタビューでその時失くしてしまったこのジュエリーを彼女が「テニスブレスレット」と呼んだため、現在でもこのデザインはテニスブレスレットと呼ばれています。
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同じ大きさのダイアモンドが美しい光の連鎖を作り出し、手首を輝かせるテニスブレスレット。
シンプルなデザインながら時代を問わず愛され続けている定番ジュエリーのひとつです。